2021.08.12
お住まいの地域によっては大切な移動手段である車。
車離れが進んだ時期もありましたが、生活の変化や引っ越し、子供の成長などに伴い、ガレージが必要になることもあるでしょう。
ガレージをつくりたいと思ったら、どれくらいの広さを確保する必要があるのでしょうか。
ここでは、ガレージに必要な広さについて紹介します。
財団法人駐車場整備推進機構(車庫研究会)によると、一戸建ての家で1台の車のために必要なガレージの広さは以下のように公表されています。
・小型自動車 長さ5.0メートル×幅2.6メートル
・軽自動車 長さ4.0メートル×幅2.2メートル
・普通自動車や大型自動車 長さ5.9メートル×幅2.9メートル
設計時に長さ5.0メートル×幅2.5メートルを最低ラインとして定めていることもあります。
しかし、ガレージのサイズは法律で規定されているわけではないので、この広さを十分に確保していないガレージも存在します。
また、車体が大きい車であれば、より広さが必要になりますし、同じ軽自動車でも車種によってわずかに大きさが異なります。
さらに、車の運転席側からのみ乗り降りできるようにするのか、両サイドから乗り降りできるようにするのかによっても、必要な幅は変わってきます。
車椅子を利用する場合は、車椅子で余裕を持って安全に乗り降りできる広さを確保しましょう。
そして、将来的に車の車種を大きくする予定の方や、所有する車の数が増える予定の方は、あらかじめ将来のことも考慮して十分な広さで設計しておく必要があります。
ガレージの中でタイヤの交換や車のメンテナンスなどの作業をする場合、乗り降りするための広さだけでは不十分です。
結論からお伝えすると、車体の大きさに加え、長さをプラス1メートル、幅をプラス2メートル確保すると良いでしょう。
長さに関しては、そこまで厳密に考えなくても大丈夫です。
ガレージのシャッターを開けて前に車を出すことで、車の前後を作業スペースにできます。
また、幅に関しても、タイヤ交換などの作業を車体を壁に寄せ駐車し直して交互に行うのであれば、1メートルの確保だけでも十分です。
今回は、ガレージの新設をお考えの方に向けて、ガレージに必要な広さについて紹介しました。
車種や家族構成、ガレージの使い道などによって必要な広さは異なります。
具体的に必要な広さはお客様の状況に応じて変わってきますので、まずは一度ご相談いただければ幸いです。